急増するランサムウェア攻撃!対策は十分にできてる?

意外と知らない!漏洩パスワードの最も多いパターン
日々、サイバー攻撃は巧妙化し、その手法の一つとしてランサムウェアによる攻撃が深刻化しています。そして、これらの攻撃の多くは、私たちが思っている以上にシンプルな方法で侵入してきます。
漏洩パスワードの最も多いパターン
実は、最も多い漏洩パスワードのパターンは、驚くほど単純なものが多いのです。具体的には、以下のものが挙げられます。
- 辞書にある単語: 名前、誕生日、愛称など、辞書にある単語をそのままパスワードに設定しているケース
- 数字の羅列: 生年月日、電話番号など、簡単に推測できる数字の羅列
- パスワードの使い回し: 複数のサービスで同じパスワードを使用しているケース
- シンプルすぎるパスワード: 「password」「123456」など、短くて覚えやすいパスワード
- 予測しやすい組み合わせ: 名前と生年月日を組み合わせたものなど、個人情報から簡単に推測できる組み合わせ
なぜ簡単なパスワードが危険なのか?
- 辞書攻撃: ハッカーは、辞書にある単語や一般的な組み合わせを大量に試すことで、パスワードを解読しようとします。
- ブルートフォース攻撃: パスワードの組み合わせを総当たりで試す攻撃です。短いパスワードほど、短時間で解読される可能性が高まります。
- レインボーテーブル攻撃: 事前に計算されたパスワードのハッシュ値と平文のパスワードを対応させたテーブルを利用して、パスワードを解読する攻撃です。
安全なパスワードの設定方法
- 複雑なパスワード: 大文字、小文字、数字、記号を組み合わせて、12文字以上のパスワードを作成しましょう。
- パスワードマネージャーの利用: 複数のサービスで異なる複雑なパスワードを管理するのは大変です。パスワードマネージャーを利用することで、安全かつ簡単にパスワードを管理できます。
- 2要素認証: パスワードに加えて、スマートフォンなど別のデバイスでの認証を要求する2要素認証を有効にすることで、セキュリティを強化できます。
- 定期的なパスワード変更: 定期的にパスワードを変更することで、万が一パスワードが漏洩した場合のリスクを軽減できます。
- パスワードの使い回し禁止: 複数のサービスで同じパスワードを使用することは絶対にやめましょう。
まとめ
ランサムウェア攻撃から身を守るためには、まず第一に、強固なパスワードを設定することが重要です。しかし、パスワードの設定だけでなく、定期的なソフトウェアのアップデート、フィッシングメール対策など、多角的なセキュリティ対策を講じる必要があります。